私は、数年前から「素」をテーマに制作し和紙やキャンバスなどの支持体に直接油煙を定着させる技法で制作している。そこに現れるフォルムは炎がもたらす偶然性のフォルムである。私は瞬間的に現れる形を凝視しフォルムを切り取り提示する。これは、「意識」「無意識」の問題提起である。さらにアートイベント等での発表は、特定の表現スタイルに固守することなく自分自身が「素」の状態で取り組むことを心がけ「その場」で感じ、思考した表現を記録したいと心がけている。そして大抵、「ピュシス［physis］自然」と「ロゴス［logos］論理」の問題になっている。文明がこの両者の間で揺れながら成立してきた以上人間は、この範疇でしか生きられないということを再認識しているのだと思う。

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artistname：原 博史　本名：谷川 博史
1956年 高松市に生まれる。1979年 多摩美術大学絵画科 卒業

【個展】

2016

ギャラリー Art Beatus HK（香港）

2012, ’14~17, ’19

あーとらんどギャラリー（香川県／丸亀市）
 
 

2007, ’08, ’10, ’15, ’18

ギャラリーなつか（銀銀座、京橋・東京都）
 
 

2008

ギャラリー Art Beatus Van（バンクバー市）

【公募展・グループ展】

2013〜19

「かがわ・山なみ芸術祭」香川県／高松市・綾川町・まんのう町

2017~18

「山の小さな展覧会」香川県／まんのう町旧琴南中学校

2014~15

「神戸アートマルシ2014」KOUBE MERIKEN PARK ORIENTAL HOTEL（神戸市）
「Art Nagoya2014」ウェスティンナゴヤキャッスル 9F フロア（名古屋市）

2014, ’16, ’17

「アートアイランズTOKYO」東京都大島町・新島・小笠原

2012

「Unbound Perspectives Exhibition」 Agora gallry（New York）
「Art Taipei 2012」 Taipei World Trade Center（Taiwan）

2011

「Round」展 ギャラリーなつか（銀座・東京都）

2005, ’08, ’11

「トリエンナーレ豊橋星野真吾大賞展」豊橋美術博物館（豊橋市）

2010

「Hong Kong International Art Fair 」Hong Kong Convention（香港）
「アートフェアー東京2010」東京国際フォーラム（東京）
「別府アジア絵画ビエンナーレ2010展」別府市美術館（別府市）

現在：香川大学教育学部特命教授